「うばい合う」から「わけ合う」へ

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人間関係ほど難しいものはないだろう。内観やカウンセリングを求めてやってくる人の話を聞いていると悩みのほとんどは、人間関係についてである。他者とうまくやっていけないからと言って、ひとり無人島で生活するわけにもいかず、人は苦悩するのである。

最近、この国の学校で問題となっている"いじめ問題"についてもつまるところ人間関係の障害と言ってよいだろう。もとよりそれは個人と個人の関係にとどまらない。広く国と国との関係についても言えることである。不仲の人や国とどうすればうまくやっていけるのか、それを考えるうえで貴重なヒントを与えてくれそうな詩を紹介しよう。この詩は、2年前に韓国のソウルで開催された国際内観シンポジウムの場で紹介したことがあり、シンポジウム終了後に中国と韓国を代表して登壇していたシンポジストは、「あの詩の通りですね。感動しました。」と口々に賞賛しつつ、握手まで求めてきたのである。世界の政治家諸氏にこそ味わってほしい詩である。

 

「うばい合う」から「わけ合う」へ

 

(相田みつを)

 

うばい合えばたらぬ    わけ合えばあまる

うばい合えばあらそい   わけ合えばやすらぎ

うばい合えばにくしみ   わけ合えばよろこび

うばい合えば不満     わけ合えば感謝

うばい合えば戦争     わけ合えば平和

うばい合えば地獄     わけ合えば極楽

 

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