第36回日本内観学会(和歌山)大会で印象に残った言葉

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去る62123日のことですが、日本内観学会は第36回大会を和歌山ビッグ愛にて開催しました。そこでは、一般演題が23題、講演6本、シンポジウム2本、合計31本の演題が発表されました。一般演題は同時に二つの会場で行われたためすべてを聞くことはできませんでしたが、印象に残った内容を本欄に紹介したいと思います。

まず、印象深かったのは、開会式の理事長あいさつです。

「私は昨年理事長と言う大役を仰せつかりましたので、やりくりして1週間の時間を作って、集中内観を体験してきました。改めて、いかに自分が罪深い人間であることがわかりました。」という堀井理事長の言葉を聞いて、本学会のリーダーのあるべき姿を見せていただいた気がして頭が下がりました。

メインシンポジウムの「支えあい、支援し合う関係から生まれる力」で印象的だったのは、社会福祉法人一麦会・麦の郷執行理事の伊藤静美氏の「私は博士や教授と言った偉い人から学ぶものはありません。統合失調症や精神障害者である当事者の方々からたくさんのことを学ばせてもらいました」という発言でした。氏は、元看護師であり、1977年に「麦の郷」・共同作業所にボランティアとして参加し、定年退職後の1990年に一麦会理事就任したとのこと。1999WHOWAPR(世界心理社会的リハビリテーション学会)は、「麦の郷」をベスト・プラクティスに認定したようです。和歌山県人のもつ「ほっとけやん」精神が活動の源になっているというのです。重症の精神障害になると、自立が困難なだけでなく、結婚を考えるのもタブー視されることが少なくないのですが、氏は精力的に当事者同士の縁を取りもってきたらしく、これまでに10組以上のカップルが誕生しているとのことでした。当日は、結婚して6年目のカップルを登壇させて、堂々と実名で体験発表をさせていましたが、参加者に大きな感動を与えていました。

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