「日中の文化差」考

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今年の8月には、第4回中国内観療法学会が中国は蘭州精神衛生中心にて開催されることになっていますが、その開催日をめぐって、一寸した波瀾がありました。

 ちょうど一年前に講演依頼があり、その時に聞かされた日程は、823日~25日というので、スケジュールに入れていました。ところが、今年に入って、確か4月頃だったと記憶しているのですが、大会日程の変更を知らせてきました。大会が815日~18日に変更されたといってきたのです。その日は既に別の予定を入れてありましたが、やむなく変更せざるを得ません。私のスケジュールもそれに合わせて変更しました。まぁ、そう言うことは中国ではよくあることなので、航空チケットの手配は、もう少し後にしようと思っていました。日本の慣習からすれば、まじかに迫って学会の日程を変更するということはまず考えられませんが、彼国ではそういうこともあり得るのです。しかし、いったん変更したその日程をまた変更すると言ってきたのです。5月のことですから、大会がおよそ3か月後に迫ってからのことです。この変更によって、既に航空チケットを予約してあったA氏は、それをキャンセルして再予約をせざるを得なくなりました。もちろんキャンセル料(15千円)は自前で払わざるを得ません。日本では、すでに決まった学会の日程は、よほどのことがない限り3度も変更されることはないので、3か月前に航空チケットを予約することは、普通かも知れませんが、これまで中国を行き来しているとこの国では考えられないことが少なくないので、私としてはぎりぎりまで予約を待っていました。以前のことですが、帰国の日に予約してあった飛行機に乗る寸前に、飛行延期になったと言われ、バスで空港の近くのホテルに停泊させられたことがありました。しかも、部屋は相部屋で、列に並んだ順に同室に二人ずつ押しこめられました。私の場合は、日本人の男性同士ではありましたが、まったくの他人との相部屋は、やや緊張を強いられました。それでも、私はまだよいほうで、ある若い女性は異国の中年男性との相部屋を強いられたことに、強く抗議をしていましたが、航空会社の人は聞く耳を持たないというふうで、かなり高圧的な態度で応じていました。これは文化の問題を超えて、人権の問題だと思うのですが、彼国ではその女性の人権は守ってもらえませんでした。

というわけで、念には念を入れたつもりで、昨日やっとチケットの予約をしたのですが、それでもまだ甘かったらしく、大会終了後に大会事務局が計画している敦煌への旅行日程や交通手段およびその費用の件で行き違いが発生してしまいました。ひょっとしたら、我々も予約した飛行便をキャンセルせざるを得なくなるかもしれないのです。

目下、大会事務局や先方の旅行会社と連絡を取っている最中です。電車や飛行機などが定刻で運行されるのは、平和なこの国でのことであり、彼国では必ずしも普通ではない、というのです。つまり、彼国の人たちにとって人生は、思い通りにいかなくて普通なのです。果たして、生きる力はどちらがたくましくなるのでしょうか?

 

 

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