集中内観体験記

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「自分が何をすればいいのか」を気付かせてくれた内観中の夢

A, M

30代・男性)

私がY内観研修所を訪れたきっかけは、GクリニックのC先生からの紹介によるものでした。過去に友人から受けた嫌な出来事をたびたび思い出して暗い気持ちから抜け出せなくなってしまう他、他人からキレられたり、自分を否定されると激しく落ち込んでしまう状態となっていた自分について話したところ、Y内観研修所のM先生をご紹介いただきました。自分の住んでいる町から奈良県大和郡山市は遠いので初めはどうしようか迷いましたが、自分の心にこびりついているものをどうにかしたいという思いから、内観を行う決意をした次第です。

内観は屏風で区切られた半畳程度のスペースにこもり、母親や父親、兄弟姉妹、友人などから「お世話になったこと」、「して返したこと」、「迷惑をかけたこと」を、小学生のころから3~5年刻みで現在まで思い出し(内観では「調べる」といいます)1時間半~2時間おきの面接でそれを話します。

私の場合、内観初日は自分の内面的な生い立ちを書き出す作業を行い、2日目から本格的な内観に入りました。今思えば、生い立ちを書き出す作業を行ったことで自分の内面的な部分について整理ができたので、目的意識を明確にして内観に入ることができたと思っています。ただ正直なところ、内観開始当初から3日目まではまったく集中できませんでした。私は社会人になって以降、両親との接点が非常に少なかったため、思い出せることがそもそも少ないという点でも非常に困りました。調べるための接点が少ないことをM先生に相談したところ、「1つでも構いません。調べてください。」と言っていただけたことで大分気が楽になったことを覚えています。

4日目に入るとようやく少し集中できるようになり、5日目あたりからはスルスルとまではいかないものの、多くのことを思い出せるようになっていきました。毎回食事の時間になると、最終日に行われる内観参加者の座談会の様子を録音したものが館内に流れます。それを聞くことが自分のモチベーションアップにもつながり、より集中できるようになっていたのかなと思います。

また、私にとって最後のカギとなったのは、夜寝ているときに見た「夢」でした。自分が見た夢について毎朝紙に書き留めてその日の最初の面接で話すのですが、最終日の朝の面接で「夢」について話した時に、「自分は何をすればいいのか」ということに気付くことができました。

今回の内観を通して気づいたことは、わずかしかない嫌な記憶のために嬉しかった記憶や楽しかった記憶を埋もれさせてしまうのはもったいないということ、そして、嬉しかった記憶や楽しかった記憶の後ろ盾をもらって過去の嫌な記憶に向き合うことが、今の自分にできることだということです。それができた時、この先また自分の身に起こるかもしれない、激しく落ち込んでしまう事態にも立ち向かえるのではないかと思いました。

最後になりましたが、私に内観を勧めてくださったC先生、内観を指導してくださったM先生に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

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